日勤帯で活躍できる訪問介護とデイサービス

日勤帯での勤務を希望する介護職におすすめの施設が、訪問介護とデイサービスである。それぞれの施設の役割や働き方、メリットを理解した上で、自分に合った職場を見つけ出すことが大切だ。

訪問介護は、利用者の方々のご自宅に直接訪問し、日常生活のサポートを行うサービスである。食事や入浴、排泄の介助といった身体介護に加え、調理や洗濯、掃除などの生活援助も行う。利用者の方々一人ひとりの状況や希望に寄り添った、きめ細やかなサービスを提供する必要がある。この仕事に就くためには介護職員初任者研修以上の資格が必要となり、利用者の自宅で基本的に一人で対応に当たるため、転職の際はまったくの未経験よりも経験者の方が有利になるだろう。

一方、デイサービスは、日帰りで施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどを楽しむサービスだ。施設で利用者同士やスタッフと交流することで、身体機能の維持だけでなく、心のケアや社会との繋がりの維持を図ることもこのサービスの目的である。デイサービスの仕事では、利用者の方々が楽しく過ごせるように、レクリエーションの企画や進行、身体機能の維持・向上に向けた体操や運動の指導などを行う。利用者の笑顔を引き出すような、明るく活気のある雰囲気作りが求められる。

日勤のみの勤務であれば、残業も少なく、ワークライフバランスを重視しやすい点が魅力である。このように、訪問介護とデイサービスは、どちらも利用者の方々の生活を支えるという点では共通しているが、仕事の内容や求められる役割、職場環境などが異なる。